ゆっくりずむ♪かのんめろでぃ
令和2年6月号

ゆっくから
「ためる」時期と「伸びる」時期!!

ことば音楽療法士 (Y)

6月から新しい生活様式という名のもと、日常が戻ってまいりました。自粛で人数が少なかった児童デイも、6月に入り行ってみるとびっくり!! まるで自粛生活がなかったかのように、子ども達はいつも通りでした。

私は、ゆっく・めろでぃ・りずむ・かのん4か所で「ことば遊び ぴんぽん」をやらせていただいております。そして昨春、未就学児のゆっくで“ぴんぽん”をするにあたっては、まだ座っていることもままならない子ども達が“ぴんぽん”をやってストレスになってしまったら…、そんなふうに悩んだこともありました。しかし今は自信を持って、やる意味は大いにある!! と思えております。

おしゃべりな子もいれば、今は言葉を蓄積し溢れ出た時に発語に繋がる準備段階の子もいます。たとえ今は声に出さなくても、耳で聞いていて身体を揺すったり、楽しみ方は色々です。大人になって懐かしいメロディを耳にした時、懐かしさで胸はいっぱいになり、そして懐かしい匂いも思い出したりしますね。子ども達が成長していく段階で、擦り込まれた節が蘇ってきて、言葉歌と現実が一致する! そんな日を楽しみにしています。

そして、ゆっくを卒園したお友だちがめろでぃやりずむに行き、そこでも成長を見ることが出来るのは、本当に嬉しいものです。そこでの生活を見る中で、ゆっくで温かく支援された子どもの豊かさを感じとることは度々あり、嬉しい気持ちでスタッフの方にお伝えしています。

成長の段階には、ためる時期と伸びる時期がありますが、きっとゆっくの生活の中で、豊かなものをたくさん育んでいると確信しています。

じゃがいも掘り&親子音楽会!

ゆっく指導員 (S)

先日、ゆっくスタッフのご厚意でじゃがいも堀りに行きました。ジャガイモの葉っぱを引っ張るとジャガイモがゴロゴロたくさん採れました。子ども達は拾ってバケツに入れてくれ「ママにプレゼントできる」と大喜びでした。

また、6月18日には先生達による親子音楽会を行いました。少ない人数の参加でしたが、楽器遊び、歌遊び、紙しばいなど、ピアノや透き通る歌声に魅了されました。パパ、ママと一緒にお弁当を食べ楽しい時間を過ごすことが出来ました。

めろでぃから
お父さんお母さんありがとう!

めろでぃ指導員 (O)

緊急事態宣言が緩和されて、分散登校の期間を経て、学校がやっと通常通りに戻り、めろでぃにもみんなの元気な声が勢ぞろいしました。自粛期間が明けて久しぶりに会う子もいて“新生めろでぃ”(?) どんな感じになるのかな? と心配していましたが、子どもたちはいたって平常!! 自粛前とさほどの変化もなく元気に過ごしています。

先週、父の日を前に、“お父さんありがとう”のカードを作りました。二つ折りのカードを開くとお花が開くカードです。今年は、母の日のカードを作ることができなかったので、“お父さんお母さんありがとう”にしました。それぞれカードを作っていく中で、「ぼくはお父さんとお母さんとおばあちゃんにする」という子がいたり、「いつも学校に一緒に行ってくれるおねえちゃんにありがとうにする」という子が出たり、それぞれの個性が発揮されたカードになりました。

日常生活は徐々に元に戻りつつはありますが、まだまだコロナウイルスの脅威が去ったわけではありません。めろでぃでは、今まで同様消毒を徹底し、定期的な換気に努め、3密を避ける努力をしてみんなの笑顔を守っていきたいと思っています。

りずむから
いい塩梅(あんばい)

りずむ指導員 (N)

学校が始まりました。暑い中帰って来て、楽しみはかき氷。(T)君の家から頂いたトーマスの顔のかき氷器が毎日大活躍しています。最初は誰もが一番にやりたがり、力いっぱい回せど回せど上手く削れませんでした。が、やがて氷を削るコツを覚え、シロップは全色を混ぜても美味しくなく、また量が多けりゃ良いというものでもないと学び、一番は小さい子に譲って他のお菓子を食べながら順番を待つようになり、欲張ってたくさん作っても最後の方には溶けてしまうことも知りました。何事も適量、適当、いい塩梅というものがあるものだと、子ども達は感じていると思います。

6月に入りほぼ全員がそろい、りずむに元気な声が戻り嬉しく思います。人口密度が2倍になり賑やかさは相乗倍ですが、一人ひとりにきめ細やかな対応を心がけて行きたいと思います。

最近初めて行った根ヶ谷戸公園。蓮田駅から遠くない住宅街の中ですが、斜面を使った長い滑り台、ターザンロープ、水が流れたら最高に楽しそうな岩場と川もありました。怖がり(だと思っていた)(R)君がずんずん岩場を昇ったり、滑り終わって斜面を昇る(K)ちゃんの手を(S)ちゃんが引いてあげていたり。普段あまりはしゃがない子がニコニコ滑って来たり。この頃りずむの子ども達は、以前よりお友達との関わりを持つようになったと感じています。隣に座って肩を寄せ合い、笑い合い、何を話しているのやら。時々小競り合いにも発展しますが、危険な状態でない限り見守るようにしています。

作業療法士の先生が良くおっしゃいます。
「実人間と関わる方が面白い」と感じて欲しい
「実人間と関わると、予測不能なことが起きるので嫌だ」と思ってしまわないように
「自分ひとりの世界で充分楽しいからいい」という気持ちも大事にしながら
少しずつ人と関わりを持てるよう
少しずつ世界を拡げて行けるよう

私達スタッフが、彼らにとって「面白い」「実人間」の一人になれるよう、「人間っていいな」と思ってくれるよう、いい時間を積み重ねて行きたいと思います。

かのんから
6月のかのん

かのん指導員 (K)

6月にはいり、新型コロナの緊急事態宣言も少しずつ緩和されてきました。学校も分散登校が始まり、6月22日(月)からは通常に登校が始まります。夏休み以上の長い休みで、子ども達も親御さんも生活リズムを戻そうと頑張っていると思います。かのんでは引続き、手洗い、消毒は心がけています。

6月2日(火)には菖蒲公園が開園されて、お天気も良くお散歩日和(ちょっと暑かった気もしますが(-。-;))。次の日もお天気も良く、密を避けるために、はなさき公園に出掛けました。遊歩道に咲いてる花を見て、「何のお花かなぁ? キレイだね~」。池の方では、「カモさんいるかなぁ、いないね」と話しながら、速く歩く子、ゆっくり歩く子、自分のペースで歩く子、個々に楽しみを見つけながら散歩しています。

かのん周辺は、歩いていける公園、車で何ヶ所か行く公園があります。6月4日(木)には、「北本総合公園」へ全員で行きました。ほどよい日差しの中、ここにも大きな池があり、釣りをしている人がいると、「何の魚がいるんだろう?」「釣れるのかなぁ」と話したり、犬と散歩している人には、「こんにちは」とあいさつする(K)ちゃん。「ワンちゃん可愛いね~」と話しつつも、気になるカモは残念ながらいませんでした。

6月5日の「ぴんぽん工作」では、(H)さんが用意してくださった「紙袋」の表裏に自由に絵を書いて、綺麗に並べて写真も撮りました。普段あまり参加しない(Y)さん、(R)君も書いてくれました(^^)

今月2回目の「ぴんぽん」は、(S)君と(Y)さんで話しをして、大好きな動物の絵を書いてもらい、その絵に(Y)さんが素敵なメロディをつけてくれました♪ 曲名は「動物園へあいにいこう」で、「ぴんぽん」中に歌って聞かせて頂きました。みんなで覚えて歌えたら素敵ですよね(^^)♪

(H)さんの工作時間は、「アートわくわく」牛乳パックを三等分に切ったのに、色画用紙大小さまざまに切ってあるのをのりやボンドを使って貼り、3個をひもでつないで完成︎!! 可愛くできました。

6月半ばは、雨の日も多く、室内で過ごすがあり、工夫しています。テーブルいっぱい使っての「ドミノ倒し大会」! 途中で止まってしまい、全部倒れません。3目にしてようやく全部倒れて、みんなでバンザイ!! 拍手︎!! トランプも「神経衰弱」「七並べ」「ババ抜き」など、和気あいあいと遊んでいます。

学校も始まりましたが、梅雨時期でもあり、暑い日もあったりと、気候の変動が激しい時期ですので、体調崩さないように楽しく過ごせたらと思います。