ゆっくりずむ♪かのんめろでぃ
令和2年11月号

ゆっくから
秋の行事が盛りだくさん

ゆっく指導員 (S)

10月27日には代表と療育の先生も参加し、ゆっくミニ運動会を開催しました。コロナ対策で競技数を減らし時間短縮、換気、消毒を徹底して行いました。たくさんの保護者の方のご参加、ご協力、ありがとうございました。

パパ、ママと指導員が参加のお玉リレーも子ども達が応援する中、白熱した競争になりました。短い時間でしたが楽しく過ごすことができ、運動会を開催して良かったなぁ~とスタッフ一同実感しております。

それから、秋ならではの大根掘り・さつまいも堀りも体験しました。みどりの葉っぱを触ったり、さつまいものツルを引っ張ったり、畑の端から端まで走り回ったり土にも触れることが出来ました。畑を提供してくださった方々に感謝いたします。

また、11月16日の午後、放課後デイでは火災を想定しての避難訓練を行いました。庭では水消火器を使って消火の体験をしました。消防車を見せてもらい、写真撮影もしました。慌てずに行動できるように、いざというときの心の準備をしておこうと実感しました。

コロナの影響でいつもとは違う一年になりましたが、ゆっくに新しいお友だちがもう一人入りました。(S)ちゃん3才です。人懐っこくてまねっこ遊び大好き、公園では元気いっぱい走り回り地面にグルグルお絵かきをして楽しんでいます。どうぞ宜しくお願いします。

まだまだコロナ感染症対策の手洗い、換気、消毒に十分に留意して過ごして行きたいと思います。

めろでぃから
すくすく育つ秋じゃが!

めろでぃ指導員 (M)

月日が経つのは早いもので、今年も残り1ヶ月となりました。吹く風が、涼しさから少しずつ寒さへと変わり、新しい季節の到来を感じます…。コロナが、再び猛威を振るい始めたなか、今まで以上に、消毒や感染症対策に取り組んでいきたいと思います。

10月の終わりに簡単ではありますが、イベントで『ハロウィーン』を行いました。おやつにかぼちゃのマフィンを用意しましたが、若干不評で残されてしまいました。米粉で作ったのは失敗だったかな!? 次におやつを作るときにリベンジです。子どもたちは、衣装を着たり、最後にお菓子をもらい、簡素ではありましたが、楽しんでもらえたかなと思います。

9月に植えたじゃがいもが、すくすくと育ってきました。子どもたちが時々、水をあげたりして収穫を楽しみにしてくれています。スタッフ自身、じゃがいもを育てるのは初めての事で、更に春じゃがより育てるのが難しい秋じゃが! 食べられるお芋が出来たらいいな~

りずむから
りずむの庭

りずむ指導員 (N)

バスケットゴールができました。タイムで要らなくなったリングをもらって来て、網は新しく買いました。テラスの柱に固定しペンキを塗って出来上がり。中学生男子諸君とスタッフ(N)さんの合作は、頑丈なプロ仕様。とてもカッコよくて立派です。(S)君は離れた所から綺麗なフォームでシュート。軽々とボールを投げる(F)君の成功率はあまり高くありませんが、打つ数が多いのでメキメキ上達。背の高い(Y)君はダンクシュート。(Y)君はダントツの命中率。大きいお兄さん達も小さい子達も、各々楽しめる良い物ができました。

バスケットゴールの向こうの窓越しに(R)ちゃんの後ろ姿が見えます。中学生の(R)ちゃんは週に2回の利用です。文字や手話、身振り手振りでコミュニケーションをとります。夏頃までは、とにかく「公園に行こう!!」~雨の日などそれが叶わず室内で過ごしていると、どうしても公園に行きたくて玄関へ指導員の手を引いていき<行きたいアピール>をしました。

(R)ちゃんが楽しめる遊びは何だろう。一緒に絵を描いてみたり、手話を覚えて話をしようと試みますが…、(R)ちゃんが自分で描いたほうが上手いし、少し覚えた手話も実際に話そうと思うと「こんにちは」と「ありがとう」「オッケー」が精一杯で会話が成り立ちません。

夏の終わりに(R)ちゃんは少しの間お休みしました。また元気な顔を見せてくれた秋頃から、新しい看護士さんの(Y)さんが来てくれるようになりました。それから(R)ちゃんは外へ出なくなりました。和室の窓際に座って(Y)さんと一緒に絵を描いたり電子ピアノのデモ演奏を聴いたりしています。外遊びが好きなのに、どうしたんだろう…? 何か嫌なことがあるのかな? 「(Y)さんも一緒に行くよ」と声をかけてみたり、(Y)さんご自身に誘ってもらったりしましたが、(R)ちゃんはガンとして「部屋で遊ぶ」と言います。

(Y)さんと何かをして遊ぶ…というよりは、(Y)さんの傍らに居て時間と空間を共有しているという雰囲気。でもそれが(R)ちゃんには、この上なく心地良いものなのだと気付くまで少し時間がかかりました。(R)ちゃんは表情も穏やかに愛らしくなり、友達との関わり方も少しずつ変わって来ました。一緒に家に帰る車の中で、疲れて眠ってしまったSちゃんを見て、スタッフの肩を叩き「寝ちゃったね」「静かにしてあげようね」と優しい気持ちを向けてくれます。

「(R)ちゃんは外遊びが好きなはず!」「そもそも子どもは、じっとしていないで元気に動き回るはず」と、何の根拠もなく思い込んでいたことを反省しました。(Y)さんの物静かでゆったりとした愛情のかたちに、(R)ちゃんの心の受け皿がピッタリはまった。楽しめる遊びを探して心を通わせることも大切。~人と人の関係は、こうして築かれていくのだなぁと改めて思いました。

「明るく朗らかで社交的で快活で、友達は多く何事にも前向きで」~そのような人物像が好ましいと知らず知らず刷り込まれ、私達は無意識に時には努力をして、それに近付き「枠」に収めようとします。でも何が好ましいかは、時代や土地や慣習によって全く違ってくると思うのです。コロナで少し世の中が変わり、息が詰まる・生き辛いと感じる人もいれば、必要以上に人に近付かなくていいから助かると思う人もいます。人の感じ方は本当に様々で、よりよい人の在り方であるはずの「枠」は、無限に多様なのだと思います。

外出しないと居られない人もいれば、ステイホームが全く苦でない人もいます。みんな違うのは当たり前で、互いに自分の価値観を強要すると苦しくなる。深く理解し共感する必要はなく、「あ、そういう人もいるのね!」とサラリと認め合うことができれば、誰もが生き易い世界になるのかもしれません。

「みんな違って、みんないい」という言葉が、どこかで教わるものではなく、人の心の奥底から湧き上がる言葉になるといいなと思います。子ども達の未来が、寛容で温かく柔軟なものでありますようにと願ってやみません。

かのんから
「パプリカ」に合わせて♪

かのん指導員 (K)

寒さが一段と身に沁みる季節となった今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか? コロナも第三波が押し寄せ、都内を中心に規模が拡大しつつある昨今ですが、そんな中かのんでは、雨天時の室内支援の際、(S)君がパプリカの曲に合わせて、踊りを披露したり、普段工作活動に参加しない(Y)さんが自発的に工作の活動に参加したりしました。

その他の活動としましては、白鷺公園へお散歩に出かけました。(S)君もここのところ調子がよいと、お散歩に参加してくれます。周りの子達と同じペースで歩くというのは難儀でありますが、以前に比べると格段にお散歩に参加する頻度が増えて来ているので、今後も彼がお散歩に参加出来る機会を増やしていければと思います。また、音楽療法ぴんぽんでの[パプリカ]の際は、先生さんの演奏する曲に合わせて、皆な積極的に声をだして参加していました。

今年はコロナウイルスに振り回され、様々な行事が中止になり子ども達も楽しみにしていた行事が中止になることで、ストレスも感じているかと思います。かのんではそういった退屈が少しでも緩和されるよう、様々な案を考案してまいりたいです。

ご案内
作品展のお知らせ

11月いっぱい久喜市1階ロビーにて『久喜市障害者作品展』が開かれ、お友だちの作品を展示させていただきました。また11月25日には、埼玉県庁にて『障害者絵画展』が開催され、かのんの3名の作品を展示させていただきました。鮮やかな色彩をお見せできないのが、残念です!!

2月1~10日まで、同じく久喜市1階ロビーにて『第2回タイムぼくらのアート展』を開催する予定です。普段の活動の中で作品制作に取り組みますので、楽しみにしていて下さい!!