ゆっくりずむ♪かのんめろでぃ
令和3年2月号

ゆっくから
成長が感じられる毎日

ゆっく指導員 (S)

先日の雨上がりの虹、とてもきれいでしたね。ぴんぽんの時、先生が歌ってくれる「虹」を思い出しました。

コロナ禍の中でも、ゆっくのお友だちは元気に通ってきています。風が冷たくても道合公園やグリーンパークなどに出かけ、すべり台やブランコ、砂場、追いかけっこなどお気に入りの遊びを見つけて楽しく過ごしています。1週目は節分があり、ゆっくにも可愛い鬼が現れ、新聞紙を丸めた豆で豆まきをしました。

最近のゆっくは、「おはよう」のタッチをしてくれるようになったお友だち、名前を呼ぶと目が合うようになったお友だち、公園まで歩いて行かれるようになったお友だち、お弁当の時一人で準備や片付けができるようになったお友だち、少しずつですが成長が感じられる毎日です。

そして、新しいお友だちが二人加わり、毎日にぎやかに過ごしています。

めろでぃから
コロナに負けない!

めろでぃ指導員 (O)

2月に入り、緊急事態宣言が延長され、コロナの脅威が身近に感じられる日々ですが、めろでぃでは感染予防の対策を徹底しています。入所時は必ず玄関で手指の消毒。入室してから手洗い、うがい。手洗いの際には、『てあらいのうた』を導入して、ハンドソープをつけてきちんと洗うことを心がけています。また、飛沫が飛びやすい環境があるので、食器や室内の消毒を徹底的に行っています。ほかにもおやつの時には2部屋に分けたり、外出時のマスクの着用を促したり、お帰りの会のときはマスクの着用やなるべくみんな同じ方向を向いて向き合わないようにする、そして定期的な換気など心がけています。

そして、密集を避けるためにも、なるべくお出かけを心がけています。めろでぃのお友達は外遊びが大好き!寒い日でも風が強くても「公園に行こう」と声かけすると、ほとんどの子がお出かけモードになります。中にはおやつを食べるとすぐに水筒を持ってお出かけをアピールする子もいます。公園ではそれぞれ遊具で遊んだりお散歩したりする子もいれば、お友だちとかけっこしたりこの頃は、鬼ごっこや『だるまさんがころんだ』のルールのある遊びをゆるーいルールで遊んだりしています。またお散歩が大好きで、ひたすら公園内外を歩いているお友だちもいます。体をいっぱい動かして、コロナに負けない強い体をつくりたいと頑張っています。

今月2日には、恒例の豆まきならぬ『ラムネまき』を行いました。顔を赤くして鬼の衣装を着たスタッフ(誰でしょう?!)に向かって個包装のラムネをぶつけたり、本気で怖がって逃げたり…、様々な表情を見せてくれました。これでコロナも退散してくれるかな?

今後も注意深く、元気いっぱいに楽しく過ごしていきたいと思っています。

りずむから
本当に大事なものは

りずむ指導員 (N)

近くの原っぱが、うっすら色付き始めました。イヌフグリの紫や梅の木の白桃色が、もうすぐ冬が終わると告げている様です。今年度もあと1ヶ月。あっという間に3学期が終わろうとしています。思い出の数は少ないけれど、心に残る1年だったように思います。

りずむは、今日も子ども達の声が響きます。節分では(T)君が鬼役を引き受け、豆の代わりにラムネを投げ合いました。学校ごっこは、先生3人に生徒が8人、ほぼ全員参加です。以前は傍で見ていた(Y)君が、鉛筆を持ち名前と算数の問題を紙に書きました。(R)君は歌うように鉛筆を走らせ名前を書き、(Y)君は硬筆展に出品するような丁寧な字を書いて周囲を驚かせました。教卓や机の名札など小道具にも凝るようになりました。

各々の世界を大切にしながら、どの子もお互いに少しずつ歩み寄り関わり合って来ました。時に反発しながら寄り添いながら徐々に自然に打ち解けて行く様子を、私達スタッフが日々見守っています。もう少し一緒にいたいなぁと思いながら、3月の別れの季節を迎えられることをとても幸せに思います。

(E)君は、鉄道と道路と歴史をこよなく愛する6年生。春から中学生です。卒業を間近に控え、小学校に入る前に通っていたゆっくに遊びに行ってみました。「今日、ゆっくに行ってみる?」と誘った時の「うん!」と言う(E)君の声のトーンが、「ゆっくは楽しかったんだよ、大好きな場所なんだ」と語っているようでした。大歓迎してくれたスタッフと、肩を並べて写真を撮りました。大きくなった(E)君と目線を合わせ話をしながら、昔を懐かしみ笑顔がこぼれます。小さな(E)君は、ここで温かく見守られて過ごしたのだなとしみじみ思いました。

りずむに来てから、賑やかな場にいるのが得意でない(E)君は、事務室や庭で過ごすこともありました。公園に行くと、スタッフと2人で散歩に出かけるのが常でした。(E)君の作った世界の鉄道の話がとても愉快で、会話がはずみます。友達とも、もっと触れ合えるようになると良いのですが…、個人面談などでそんな話になると、お母様はいつもこう仰いました。「好きなことを伸ばして行ければ…と思います。お友達と同じことができなくても良いかなと思っているんです」

お母様の(E)君への、草木が芽吹くのをゆっくり見守るお天道様のような、優しい優しい想いの詰まった言葉だなと思いました。

コロナの自粛が明けたある秋の日。(E)君はスッと自然にストラックアウトの遊びに入ってきました。スタッフに投げ方を教わり、低い所は近付いて下手投げ、次の子のために数字のボードを貼りつける役も。大谷公園では追いかけっこに参加してみたり(それがとても俊足で)、室内では将棋やオセロに興じてみたり。日本地図や駅名に詳しい子と、ホワイトボードに路線図を書いてみたり。気がついたら人の輪の中にいて、声をあげて笑っています。最後の面談の時の「(中学校で)仲の良いお友達が自然にできると良いなぁと思っています」というお母様の願いが叶う日は、近いような気がします。

今日は風はまだ少し冷たかったけど、桜の蕾が微かに膨らんだグリーンパークで、(K)君・(T)君とたっぷり遊びました。満足したのか(T)君もすんなり帰り支度を始めます。車に戻る途中、スタッフと話しました。「結局、満足するまで待つのが一番の近道なのかもしれませんね、何事も」。

「本当に大事なものは何だろう?」と、最近考えます。生きる糧になるものは何だろう。困難に向き合うとき、力をくれるもの。これさえあれば、怖いものなし! と思うもの。

何かの唄の歌詞にありそうですが、本当に大事なものはすでに傍に在るのかもしれません。子ども達の幸せのために大事なものは何なのか~見誤らないようにしたいと思います。そして、力をくれるものがある、支えてくれるひとがいることに感謝し、自分もまた誰かの力になれると良いなぁと思います。

かのんから
子どもは風の子!

かのん指導員 (K)

立春を迎え、緊急事態宣言の解除が待ち遠し今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。一部地位域では、前倒しで解除になるとのことですが、埼玉県では今のところその予定はないと見えます。

そんな昨今ではありますが、かのんでは、近所の白鷺公園に散歩に出かけたり、ちょっと足を運び北本公園に出向いたり、神谷公園にも遊びに行ったりと、勢力的に活動していました。またここのところ本格的な春の訪れが近いせいか、風が吹く日が多々あり、野外活動がしにくい日が続いておりますが、そんな事はお構いなしに、子ども達は元気に野外活動をしていました。「子どもは風の子」とは、昔の人は上手い事を言ったものです。

4月から新社会人となる高校3年生の子は4月からに備えて1週間実習に行ったりと、社会へ羽ばたいていく準備を徐々に始めているお子さんも見受けられました。

来月で8名のお子さんが、かのんを卒業し、それぞれの道に羽ばたいていきます。作業所に行く子、一般企業に行く子とお子さんによって進路は様々ですが、それぞれ行った先で笑顔で明るく元気に、頑張ってもらいたいです。