たいむ通信 第3号

雑感寄り添うこと

理事長 若林 敬子

明けましておめでとうございます。今年もたいむをご利用されている皆さんと働いている皆さんのご健康とご多幸を願いつつ、「たいむ」がより充実した一年になるようよろしくお願い致します。

さて、住み慣れた地域で社会の一員として尊重され、自分らしく暮らしたいと思うのは、誰もが望むことです。ところが、昨今地域や家庭が担ってきたことが社会的なサービスとして制度化されるに従って健常の方達とは違った制度のもとに置かれ、ある意味差別化されているように思われます。特別支援学校・特別支援教室一昔前ならば、誰もが同じ学校内もしくは、教室で学んでいたものです。

すべてが悪いわけではありませんし、利点も多くあります。でも何故か特別という名が示す通り違和感があります。

「たいむ」が行っている障がい福祉サービスは、障がいのある人が地域で当たり前に暮らすための介助・支援であり、地域社会の一員として個人の尊厳が重視され、自分らしく暮らす権利が保障されるよう念頭に置きサービスしております。

しかし、福祉サービスの提供にあたっては、ともするとサービス提供事業者や家族の都合が優先され障がいのある方本人の自己決定や自己選択が軽視される場合があります。私達「たいむ」は、そのようなことがないようにご本人に寄り添う支援を目指して運営してますが、重度の知的障がいのある方やお子様の場合は、意思表示が難しく理解しづらいこともあり現実は、保護者のご意向に合わせていることも多くあります。まずは、社会的偏見や誤解をなくし、障がいと障がいのある人に対する理解を常に念頭に置き精一杯サービスを提供していくことを次世代の職員に繋げていきたいと思います。

ところで、現状ありがたいことに利用者が増えていく中、実際に支援をお断りせざる負えないことが多々あり、その一番の原因は、人手不足です。この職種は、いわゆる 3K=[kaerenai・kibisii・kyuuyogayasui] と思われがちですが、働いてみると利用者さんとのふれあいの中で「笑顔が見れて嬉しい」とか「こんなことができるようになりました」とか些細な事ですが、そのことが支援者の喜びとやりがいになっていきます。

是非、一度見学あるいは体験をしていただき、やりがいを見つけてもらえたら嬉しいです。

雑感「今日も一日、あらたな気持ちで」

理事・デイ統括責任者

この3年間は感染対策が常にありました。この間、利用されるお子様は私たち大人より思いのほか柔軟にやり過ごす事ができたのではないでしょうか。本来は苦手な手洗いや、匂いが残る手指消毒、極めつけはマスク着用と。

それもこれも回数を重ねていくうちに受け入れる気持ちになり、今では当たり前の日常生活へと成長しています。縮小されている行事でも、最大限の笑顔!楽しい表情! パワー全開の動き! を表現してくれる姿を見ますと、職員全員の喜びと励みにつながります。

そして、保護者の皆さまにおきましても、学級・学年閉鎖など大変なご苦労がありました事と思います。昨年タイムこどもデイサービスでも同様に閉所する日もありまた。利用されるご家庭の皆さまは勿論のこと、たいむ全体でも感染対策を毎日行いましたが、陽性反応でお休みをした職員もおりました。このコロナ禍は、今まで以上に職員全体で協力体制を組み合わせ行いました。そして乗り超える事が出来ましたのも、利用されている皆さま方のご理解とご協力があっての事と、心より感謝を申し上げます。これからもコロナが続くかも知れませんが、この3年間の経験を生かしながら出来ない事を諦めず、少しずつ輪をひろげて活動できるように工夫をして行きたいです。

利用されるお子様が日々の出来事や伝えようとする思いを大切に受けとめ、一人ひとりの個性を活かして、楽しい時間を過ごして頂くように努めてまいります。

最後になりますが、お気づきの点や相談がございましたら、どうぞお知らせください。2023年「ぴょんぴょん」元気に、こころ弾ませた皆さんをお待ちしております。

ツリーぴあ
新しい生活様式で!

ツリーぴあ管理者

新年あけましておめでとうございます。年明けに思うことは「少しでも早く以前の生活に近づいてほしい」です。

「ツリーぴあ」での活動も新型コロナウイルス感染症等の影響は続いています。行動制限は緩和されつつありますが、まだ制限は必要な時期であると考えています。コロナの影響で中止になったイベント等も制限を伴っての再開も始まりましたが、踏み出せないところもあります。

そんな事には負けていない<ぴあ> そんな状況の中でも、利用者の皆様は元気に登所されています。ご家庭での予防対策がしっかりとなされているからだと思います。これまでの感染症対策を継続しながら、更に工夫を重ねていきたいと考えています。

【ぴあでの様子】

◆体力づくりでは人の少ない公園等に出掛けるようにしています。公園には人出が多く見られた時もあり、駐車場を通り過ぎて別の公園へ行ったこともあります。

◆室内ではおかげさまで作業も捗り、多くの「ぴあ製品」が出来上がり、お買い上げをお待ちしています(ご希望があればいつでもお声を掛けてください)。

◆内職はコロナの影響もあり、バリ取りが継続していましたが、昨年末頃からコネクトさんからは以前受けていた「ノックセット」が、ドリームジャパンさんからは「DVDの解体作業」が入ってきました。支援員の中にも始めての方が!

◆水耕室では「ぴあ菜」が順調に育ってくれています。各事業所の方々には、ぴあ菜の売上に貢献して頂いております。

◆カフェたいむでは、珈琲の香り立つ中での作業。支援員の方が教えてもらう場面も幾度となくあります(多く?)。

◆製作活動においては、アイディア豊富な多くの支援員さんのおかげで季節感の溢れる掲示物が所狭しと!! 皆さんに感謝! 感謝です。

◆お楽しみ会も飲食はせずにおやつはお持ち帰り! 等々。

令和5年も昨年同様に、利用者の皆様と私達支援員を温かく見守って頂けたら幸いです。よろしくお願いいたしますm(_ _)m

わかば
大好きなわかばの仲間たち♪

わかば管理者

ケアホームタイムわかばは、みんなにとってセカンドハウスです。朝は「おはよう」からはじまり寝る前は「おやすみなさい」で一日が終わります。利用者様の心休まるわかばを目指して、日々接しています。

兄弟姉妹のように、一緒に喜んだり、時には気持ちが不安定になった時には「〇〇さんどうしたの?」と心配そうに聞いてくれたり、そのお友達に寄り添い頭をなでてくれたりと、とっても思いやりがある仲間です。

仲間の良いところをまねして、お手伝いや身の回りのことが、それぞれのペースでできるようになってきました。みんな褒められて自信につながります。

6人それぞれが、自分らしくいられる、のんびりできる笑顔いっぱいのわかばでいたいと思っています。まだまだ、コロナ禍ではありますが、感染防止と予防に努めてまいります。

ゆっく
「親の思い」を受け止めて

ゆっく管理者

早いもので2月に突入ですね。今年度の終わりが近づいてきています。保護者の方との面談では、“親の思い”というものをとてもよく感じます。私も親なので、子どもを思う気持ちは皆さんと一緒です。以前、テレビで都内の小児病院の様子を放送していました。心臓の病気を患っているお子さんの治療を、担当のドクターが「僕は死ぬ気でやります」と取材している方に言っていました。「それは、どうしてですか?」という質問に「親は自分の心臓を移植して欲しいと死ぬ気で来ている。それに答えないとね。」

ゆっくに来ているお子さん達も、保護者の愛情をたっぷりと受けて成長しています。顔つきを見ているとよく分かります。その顔つきが変わるときは、新しいことをやる時、自身がないことをやる時、不安そうな表情になります。「失敗したら嫌だから…。」「間違えたら嫌だから…。」と言います。そういう時、スタッフは「間違えてもいいんだよ。一緒にやろうね」と声掛けします。

普段の支援でも無理矢理にやらせるのではなく、お子さんの表情を見ながら安心して過ごせるように努めています。

めろでぃ
心も身体も大きく成長して!

めろでぃ管理者

4月から比べると150センチ程しかない私の身長を追い越せと、めろでぃの子ども達は心も身体も大きく成長しました。そんな子ども達を紹介したいと思います。

※行き先 バスの座席 ランチバイキング 部屋割り どんどん夢が膨らむめろでぃ旅行

※誰と何の曲を聞こうかな? おやつ食べたら出かけよう

※おやつの準備 手の消毒 担当は僕にまかせて

※宿題を一番先に済ませ 自分の世界のお絵かきに夢中

※帰りの会 私に任せて 紙芝居を一緒に読んであげるよ

※ホワイトボードの前に立ち 私は先生 学校ごっこ楽しいよ

※ピアノ付きの絵本 紙芝居 かるた取り 先生のとなりでお手伝い

※一人になりたい時もあるよ 小さい子たちのいたずらを注意してくれるお兄さん

※お友だちやスタッフに指で「バーン」 「う~やられた~」で ニコニコ笑顔

※「〇〇さんお休み 会いたかった 遊びたかった」と おしゃべり大好き

※公園では追いかけっこ 室内ではかくれんぼ、 お友だちと遊べるようになったね

※その日の日付や帰る順番の数字を「書いて」とお願いすると しっかり書いてくれる 隠れた才能発揮中

※シャボン玉 パラバルーン ホワイトボードにお絵かき 紙をちぎってパラパラ 楽しいよ めろでぃ大大大好き

※サッカー大好き お迎えの時間を把握していて「今日は遅かった…」と言いつつも、先生と待てる 僕はしっかり者

最近は中学生のお兄さんお姉さん達が、おやつの時帰りの会等のお手伝い、また駐車場からめろでぃを歩く時、手を繋いだり「端っこを歩くよ」と言ってくれたり頼もしくなりました。

そして、「明日〇〇さん居る?」「また明日遊ぼう」と言って元気に帰っていく子ども達、楽しく過ごせたかな?と毎日振り返っています。

子ども達の成長を見守りながら安心して過ごせるよう配慮していきたいと思います。どうぞ今年もよろしくお願い致します。

りずむ
憧れのお兄さんたち

りずむ管理者

新年、明けましておめでとうございます。昨年のりずむは高校入学者が6名増え高校生8名でスタートしました。振り返ると、小学生・中学生それぞれ心身共に大きく成長しましたが、特に高校生は落ち着きや自覚が出て著しい成長を感じます。

また日常の中で、年下の子どもたちと無邪気に遊んでいることもありますが、自分たちの経験を活かして、直接アドバイスしてくれることも多々出て来ました。最近は、小中学生自ら年上の子を見習い一緒に勉強をしたり、新しい事にチャレンジする姿もみられます。

私達から言われるより、関わりの中で生まれる気持ちや行動力は自然で、互いにとって良い面があると思います。

これからも子どもたちが楽しく、色々な事に取り組めるようにサポートしていきたいと思います。また、昨年のりずむの目標である「一人ひとりの心」を尊重し、大切にする。この事をいつも忘れずに、子どもたちの気持ちに寄り添っていけるよう努めていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

かのん
感謝 ~ 表裏一体

かのん管理者

2023年が始まりました。今年もよろしくお願いします。まだ新型コロナウイルスも油断できない状況です。かのんも例外なくコロナには悩まされましたが、日頃から感染予防対策と感染してしまった際の速やかな対応を、とても感謝しております。皆様とご協力させていただきながら、我々スタッフも日々頑張って行きたいと思います。

さて私が、かのんの管理者をさせていただき3年が経とうとしておりますが、ほんとうに色々な事がありました。良いことも、そうではない事もたくさんありましたが、利用者さま、ご家族さま、共に働くみなさま、事務局のみなさま、たいむ相談事業、福祉サービス、同じく、たいむのデイ「めろでい」「りずむ」に助けられながら無事に大きな事故などなく過ごさせていただいています。

今年もコロナの影響もあり人と交流する機会が減りましたが、夏休みや冬休みに、たいむのパートナーの方と少しですがお話をする事があり、色々と勉強にもなり、いい刺激になりました。基本的に人は一人では生きてゆけないと私は思っています。「自分はなんでも出来ていて一人で生きているよ!!」と思う人も、実は知らない所で誰かに支えられているのだと思います。私もたくさんの誰かに支えられて生きていますので日頃から感謝の気持ちを持ち生きています。そしてその感謝の気持ちで支えてくれている人達に少しでも「何かを」返したいと思っていますが、なかなかうまく行きません。すぐには形にならないかもしれませんが、少しずつ 少しずつ、ゆっくりと時間をかけながら形になれば、いいなと思っています。

「感謝」はデイの統括責任者んの助言でもあり、影響を受けました。何気ない一言が人に影響を与えます。これは良いことだけではなく、何気ない一言で逆に人を傷つける事もありますので、私も、いつかどこかで、何気ない一言で良い影響を与えられる人になれたらなと思います。これからも頼りない、こんな私ですが、みなさまに支えていただきながら頑張って行きたいです。これからも、かのんを(たいむ)をよろしくお願いします。

障害福祉
みんなで一緒に走ってます!

障害福祉サービス管理者

激動の昨年でしたが…無事に新年を迎えることができました。本年も宜しくお願い致します。

昨年の8月より福祉サービスの管理者に移り、ずっと突っ走っていて、ランナーズハイの状態です。でも、ひとりで突っ走っていても倒れてしまうので、事務局、各管理者、職員、パートナーを巻込み、皆さんと一緒に走ってる気分です。その証明として…、以前は、一匹狼的な面がありましたが(本当はいけないことですがf^_^;) 今は、話を聴き、話を聴いてもらい、会話が多い日常となっています。

解決しなければいけないことも日々あり、頭の中がいっぱいになってしまうので、一つ一つ放出して、お願い出来ることは、職員に振ることも出来るようになりました。本当に皆さんに支えられていると思っています。

前々管理者さんの後ろ姿を見ていて、いつも『ありがとう!』と感謝の気持ちを伝えているなぁ。と思っていました。今は、私も分かるようになりました。本当に毎日『ありがとう!』と声に出し、感謝の気持ちでいっぱいです!

働き手が少ないまま、厳しい状況ではありますが、出来るだけ利用者様の希望にお応えし、寄り添い、お互いに楽しい支援が出来るように、皆んなで頑張っていきたいと思っています。

本当にみんな頑張ってて、えらい!! 必要とされていることは、生きる上で嬉しいことです…。これからもタイムのみんなと走り続けます!!

移動支援・生活サポート
安全第一!!

移動支援・生活サポート管理者

この9月から組織替えが行われ、「移動支援~タイム」と「生活サポート~パートナータイム」の管理者を兼務することになりました。

障害福祉サービスのサ責の人は、生活サポートに入れない決まりになっていますので、行動援護や同行援護、移動支援の前後につく有償移送等では支援者が変わったり、また人の手配ができなかったり車両が足りなかったりしてお断りすることも多々あったりと、本当に皆様にはご迷惑をおかけしておりますが、申し訳ございません!!

さて、生活サポート事業の中には「有償移送」があり、この車社会の中で一番神経を尖らせるのが「交通事故」です。普段からの乗務前の健康チェック、車両チェックはもちろん、毎月『今月の交通安全』と題しての安全教育を行っておりますが、ご利用の皆様にもシートベルトの着用・チャイルドロック等のご協力をよろしくお願いいたします。また、2月3月は道路工事も増えてきますので、早めに出かけるよう気をつけていきたいと思います。

とにもかくにも『安全第一!!』をモットーに、職員たち全員力を合わせていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

相談支援
10年を迎えました!

相談支援管理者

タイム相談支援事業所は、令和5年1月で丸10年を迎えました。

相談支援事業という制度が始まり、平成25年からタイムでも相談支援事業を始めることになり、若林代表から「相談支援専門員をやってみないか?」と言うお話をいただきました。出来るかどうか迷いましたが、私自身が障がい者の母親でもありますし、タイムの事業が始まってから福祉サービスでパートナーや放課後等ディサービスの指導員をやった経験が活かせるかと思いお引き受け致しました。多くの利用者様やご家族の方に利用していただき、皆さんに支えて頂いた10年ですが、私にとっても皆様に出会って面談をしたり、施設を訪問したり、研修会や講習会に参加して学んだり、とても充実した日々を送ることができました。

障がいのある方やご家族のお困りごとを解決するのはとても難しく、なかなか改善されないことも多くあります。

ご本人にとって適切だと思われる施設を紹介したり、ご本人にとってより良い環境になるように提案したり、言葉掛けなどのアドバイスをさせて頂いたりして参りましたが、そんな経験から感じることは「障がいは治らなくても環境で本人の気持ちが安定すると出来ることが増えたり、周りとのいい関係が築けたりして、本人が自分の力を最大限に発揮し、障がいが目立たなくなる。」と言うことです。そんな環境づくりのお手伝いをさせて頂きながら、その人らしく生きて輝くことが出来るように、今後も皆様に寄り添い支援していきたいと思っております。

昨年の通信に令和4年4月に管理者を引退する予定とありましたが、人事の関係で引き続き管理者の業務に携わっております。いつ引退になるかは今の時点では不明ですが、引き続きよろしくお願い申し上げます。

事務局
風通しの良い職場づくりを!

虐待防止責任者

最近、新聞やテレビニュースで、またしても悲惨な「障がい者虐待事件」が報道され続けています。

一つは、北海道の社会福祉法人で起きた事件で、施設の男性職員6人が入所している男性13人に対し、身体的な虐待や心理的な虐待をあわせて38件行っていたということです。具体的には、「入所者を裸で長時間放置する」「器からこぼれた食事をそのまま食べさせる」「硬直している車いすの入所者の体を無理やり動かす」といった実に非人道的な行為が、日常的に繰り返されていたそうです。

次の日には、青森県の知的障害者支援施設で、職員がおやつのお菓子を配る際に、男性利用者のほおを平手打ちしたり、別の男性利用者の裸の下半身の動画を撮影し、知人にメッセージアプリで送信していたという虐待が報道されました。

今年になっても、鹿児島市の社会福祉法人が運営する障害者支援施設で、20~40代の男女職員5人が入所者を居室に閉じ込めたり、暴言を吐いたりする身体的、心理的虐待が計10件あったという報道や、岡山県の社会福祉法人が運営する知的障害者の入所施設2カ所で、職員が入所者の足を持って無理やり体を引きずったり、「熱い」と訴える入所者の頭にドライヤーを押し当て続けたほか、「汚い」「気持ち悪い」などの暴言を浴びせたりする虐待があったことが16日、報道されました。

これらの事件を目にするたびに、ご本人はもちろん、ご家族の方もどんなに自尊心を傷つけられ悔しい気持ちになったことか、怒りと悲しみでいっぱいになります…。同時に、虐待防止責任者として、当法人で虐待が起きないように、今後も「研修会・委員会の開催、チェック表の集約、風通しの良い職場づくり」を始め、「不適切な支援をしていないか? の検証、支援のスキルアップ」等、多方面からアンテナを高くして取り組んでいこうと、心新たに誓う次第です。

ご利用の皆様、保護者の皆様におかれましては、何か気になること、ご心配なこと等ありましたら、遠慮なく事務局までご連絡くださるようお願い致します。

職員紹介
出会いを大切に、初心を忘れずに

タイム サービス提供責任者(A)

こんにちは、4月にツリーぴあから福祉サポートサービス提供責任者として移動してきた(A)です。早くも移動して一年近くになりますが、移動した当初は利用者様の名前さえもわからず、特に同行援護は研修を受けたばかりで毎日がドキドキの連続でした。同行で初めての利用者様の支援に入るときには先輩ヘルパーがとても頼もしく感じ、私の住むすぐ近くにこんなにも支援を必要とする方々がいることに驚きました。

また、数年会うことのなかったまだ小さかった子供たちがすっかりお兄さんお姉さんになり、身体だけではなく内面の成長を目の当たりにし、継続した支援の大切さも実感できました。少しでも深く利用者様を理解し寄り添い、初めてのドキドキワクワクを忘れず一緒に楽しい時間を過ごせたらと思っています。

職員紹介
同行援護
~利用者さまとの会話を楽しみながら…

タイム サービス提供責任者(O)

9月より、同行援護をメインにサービス提供責任者を、やらせて頂く事になりした。初めの頃は、右も左も分からず責任も感じ、一杯一杯でした。ですが、たくさんの職員さん、パートさん、利用者様にお声を掛けて頂き、少しずつ業務に重みを感じないで出来るようになってきました。

まだまだ、年齢的にも経験年数的にも、力不足な点が多数あるなか、皆さんの協力のお陰で、やっていけてる所存です。事務所内でも、「これ私やりますよ。」「この支援私入りますよ。」~そんな声掛けに凄く感謝する毎日です。至らない点も多々あるかと存じますが、精一杯頑張る所存ですのでこれからも、よろしくお願い申し上げます。

また、同行援護は、視覚障害のある方の、外出サポートを行っています。視覚からの情報提供、買い物では、品物の情報提供、移動に必要な情報提供。一人で外を、歩くのが困難な為、運動の為のお散歩等々。会話を楽しみながら、サポートをしております。三日間の研修で、支援に入る事が出来ますので、興味のある方は、お声お掛け下さい(^ - ^)

職員紹介
子ども達の笑顔が頑張る力に

ゆっく 保育士(F)

ゆっくにお世話になってから、あっという間に9ヶ月が過ぎようとしています。

毎日、子どもたちの笑顔を見ながら一緒にいられることをとてもうれしく思っています。家に帰ると、今日の対応はあれで良かったのだろうか? どうすれば良かったのかな? もっと仲良くなるにはどうすればいいのかな…と考える毎日です。

一人ひとりに合わせて支援をしているつもりですが、その子の気持ちや何を考えているのかを理解しようと日々心がけています。「どうしたら、その子の長所をのばせるか」「どうしたら、できることを少しずつ増やしていけるのか」を考えながら、将来の自立や社会生活に向けての支援をしていきたいと思います。

ゆっくのスタッフの皆さんのお力をお借りしながら、これからも、明るく楽しく携わっていきたいと思います。よろしくお願いします。

報告1
久喜市女と男の共生セミナー事業
「揺れる心が自分をつくる
~子どもを人間として丸ごと育てる」

11月27日(日)、一昨年上映したドキュメンタリー映画『夕やけこ子どもクラブ!』の出演者:村岡信治さん(全国放課後連副会長、夕やけ子どもクラブ代表)をお呼びして、上記標題の講演会を開催いたしました。たいむ共生会では、この講演会を各放課後等デイサービスの職員・スタッフの研修会として位置づけ、日頃の活動を振り返る機会としました。村岡さんは40年以上の経験から、以下のことを具体的な事例に基づきお話れました。

●子どもは、「能力の育ち」(できること)と「人格の育ち」(人間としての豊かさ)が絡み合い、育つものである。そして、「自分の気持ちと現実が食い違ったとき、折り合いをつける力」は、『人格の力』であり、自らの経験で、学び取るものである。遊び・生活を中心とした放課後活動の意義は、『人格を育てる』ところにある。

●「人は、自分の思いをたくさん受け止めてもらい、ようやく相手の思いを少し受け止められるようになる」(「みんなのねがい」2022年5月号)。他者に受け止められ、他者を受け止めるのである。気持ちのトンネルの掘り合いは、大人から始めることが大切である。

●「将来困るから、厳しく止める」。これは、社会にすぐに適応するかもしれないが、せっかちな考え方である。子どもは、育っていく存在である。回り道でも、着実な道を歩むことが大切である。寄り添うことで、子どもの人格は育つ。

当日は、当法人職員・スタッフ以外に他の放課後等デイサービスの職員・保護者、市内学童保育クラブの職員、久喜特別支援学校の先生、一般市民、久喜市職員の方40名が参加されました。質問・感想コーナーでは、大人数の子どもに対して少ない職員で対応せざるをえない学童保育クラブの先生方の現場のご苦労を知ることができました。「忙しさの中で疲弊した心が、今日の村岡さんのお話と優しい人柄にふれて、明日からもっと子ども達の心に寄り添い、丁寧な保育を行っていきたい」と言われた学童の先生の感想が心に残りました。

報告2
久しぶりの「久喜市民まつり」に参加!

10月16日(日)に、3年ぶりの『久喜市民まつり』が開催されました。例年に比べて規模を縮小しての開催でしたが、晴天の秋空の下たくさんの市民の方で賑わいました。

たいむ共生会も、阿良川屋さんの焼き大福・冷凍塩あんびん・お赤飯・どらやき・いが饅頭、カフェたいむの珈琲、ツリーぴあの手作り品を販売させていただきました。元親の会のメンバーもたくさんお手伝いに来てくれ、頼もしき若者たちには感謝! 感謝です。また、利用者さん・そのご家族、元スタッフ等もたくさん買いに来てくれました。久しぶりに放デイの卒園者たちにも会うことができて、とても懐かしく思えた一日でした。

報告3
第3回「タイムぼくらのアート展」を開催!

6月26日~7月1日まで久喜市中央公民館1Fロビーにて『第3回たいむ ぼくらのアート展』を開催しました。今年で3回目になりますが、今年もたくさんの方にご覧いただき、久喜ケーブルテレビが取材に来てくれ、YOUTUBEにも動画をあげてくださいました。

今年の傾向としては、ツリーぴあで積極的にアート活動をやってくれているので、ツリーぴあのコーナーに大作が並びました。

報告4
第13回埼玉県障がい者アート企画展
「カミングアウト2022」

12月7日~11日に埼玉県立近代美術館にて行われました。本展は埼玉県の表現活動状況調査により集まる作品の中から福祉の職員と美術の専門家等が多様な視点を交えて出展作家を選考して開催されているものです。

今回も700点を超える応募の中から選考されたパワー溢れるたくさんの作品が展示されました。たいむ共生会からも2名の作品が展示されました。

また、埼玉県では障害者アートの魅力をさまざまな形で発信しており、埼玉県ホームページでは『オンライン美術館』という形で魅力あふれる作品にふれることができます。ぜひご覧ください!! また、それらの作品は、ホテルや公共施設といった多くの人が目にする場所に展示されています。全ての展示作品には、大学生が作成した作品解説のキャプションがついており、創作の背景を連想しながら作品を楽しめます。

編集後記

事務局 (S)

コロナ第8波も少しおさまってきましたが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。また、物価の高騰、気候変動、自然災害等々、厳しい現実が目の前にあります。

苦しいときはいつも思います。「明けない夜はない」のだと…。最近めろでぃのお手伝いに入ることが多いのですが、彼らの純粋無垢な笑顔に救われています。暗く荒んだ心もいつしか洗われ、明るくなります。『この子らを世の光に!』~糸賀一雄さんの言葉を噛み締めて、2023年の一歩を踏み出していきたいと思います。