ゆっくりずむ♪かのんめろでぃ
令和3年7月号

ゆっくから
成功体験を積み上げて!

児童指導員(M)

今年は雨が多い梅雨で公園にも行けず、児童館やゆっく室内で遊ぶ毎日でした。児童館ではゆっくにないキャラクターのおもちゃが沢山あり、人気のある同じおもちゃに目がいってしまいます。

そんな時に「かして」「もう少し待っててね」「10数えたらね」など声掛けをして、待つことが出来たら沢山ほめてあげて『自分はいいことした』 ~ それだけではありませんが、いい体験をつみあげていくことで、人とのコミニュケーションをとる方法を遊びなら学んでいけたらと思います。

ゆっくの室内では夏本番前に準備した大きなプールにボールを入れて色分けをして遊んだり、的にあてる、カゴに10コ入れたら交代したり、色々なルールを作り楽しんでいます。

もうひとつ、お魚釣り遊びも大人気です。滑り止めマットに手作りのお魚を並べ、かごにいっぱい、イカ、タコ、お魚を入れて嬉しそうです。

7月中旬には、梅雨が開け、ゆっくにもあつ~い夏がやってきました。お庭に大きなプールをだし、水遊びをはじめました。昨年まで道具であそばなかった子も水鉄砲を見様真似をして、スタッフに水をかけあいをしたり、じーとしていた子がプールに寝そべって沢山の笑顔見せてくれます。

プールに入れなかった子が皆の輪の中に入り遊んでいる姿を見ると、昨年度よりも成長が見れ嬉しくなります。プールは、9月はじめ頃まで遊ぶ予定です。これからますます暑くなりますが、水分や休憩をはさみつつ、体調には気をつけながら楽しみたいと思います。

めろでぃから
庭に響く子どもたちの歓声!

児童指導員(O)

梅雨が明けると同時に猛烈な暑さになり、体がついていけない感覚になります。

そんな中、めろでぃのお友だちはとっても元気です。4月にお兄さんお姉さんたちが数多くかのんに移動して、新しいお友だちを迎えて新生めろでぃがスタートしましたが、この3か月間はお互い様子を見ている感がありました。7月に入って、それぞれが少しずつ自分を打ち出すようになってきたように思います。思いっきり仲良く遊んでいたかと思うと、それぞれの主張がぶつかって仲たがいしたり、あわただしく変化します。

扉を開けておきたい子、閉めておきたい子。大人の目を盗んで蛇口から水を出したり給湯器のスイッチを入れている子がいれば、すかさず止めに行く子がいます。パラバルーンを揺らしたい子がいれば、その上に乗りたい子もいます。低学年を中心とした新生めろでぃですが、こんなお友だちとの関係から人とのつながりが実感できていくといいなと思います。

この数か月の間の子どもたちの身体的成長は、目を見張るものがあります。今までひょいッと抱き上げることができた子がずっしり重くなっていたり、突然飛びつかれたりすると、思わずよろけてしまったり、みんな大きくなっているんだなぁと実感しています。

今月初めには、めろでぃの室内に七夕の笹飾りが飾られました。みんなに願い事の短冊を書いてもらいました。いろいろなお願い事がありましたが、その内容はひ・み・つ!

さて、夏休みに入り、昨年はできなかったプール遊びが始まります。なるべく蜜にならにように工夫しながら、熱中症にも考慮しながら、みんなが安心して楽しめる活動を展開したいと思っています。めろでぃの庭に子どもたちの歓声が響くことでしょう!!

りずむから
新しいやり方をはじめました!

児童指導員(S)

こどもの遊んでいる様子をスタッフから一言ずつ出していただき、今月のこどもデイサービス通信を発信します。利用者様のご家族と滅多にお会いすることもできないスタッフからです。

※天候不順のなか外出があまりできないですが、りずむではタブレットを囲んで年齢差のある子どもたちが、和気あいあいと楽しんでいます。時には、ゲームをおしえてあげたり、動画をワイワイとみたり、筋トレを励んだりとタブレットの利用もいろいろです。

※困っているとき、そっと助けてくれる頼もしい存在 ~ このひとは誰でしょう?

※木々の葉が生い茂る季節となりましたが、こどもたちはりずむにて元気に活動しております。暑さも年々増幅している昨今ですので、こどもたちには水分補給をこまめにしながら活動してもらいたいです。

※コロナの対策のため、おやつは全員でまあるくなってあいさつをして…と言う形をとらなくなりました。ある日(M)ちゃんが食べ終わって、両手を合わせて「ごちそうさま」と周囲には聞こえない声で言っていました。

※7月6日、庭のソファを移動していたら、あらビックリ!! へびとゴキブリが飛び出してきました。「ギア~! へびだあ!」の声でこどもたちも集まり、大騒ぎに! ギャーギャー、みんなとっても楽しそう! へびは、捕まっては大変! と壁のすき間に逃げ込みました。でも、翌日はもう姿を見せませんでした。

かのんから
「協力・励まし・助け合い」の
なかから育つ力!

管理者(Y)

6月は急な雨やジメジメ暑い日々が続き、体調管理も難しい季節でした! 子ども達はと言うと、みんなとても元気で明るいので、私たちが力をもらっています!

梅雨明けして7月はジメジメが終わり、ギラギラの太陽が現れ、ついに本格的な夏が始まりました! 今はコロナの影響で夏休みの楽しみも半減してしまいますが、夏休みは昔から子ども達の【特別な楽しみ】なものでした! かのんの子ども達にとっても、楽しくて特別な夏休みになるといいです♪

かのんでは、スタッフも子ども達も「助け合い」が見られます。私も日々みんなに助けられながら、頑張っています!

散歩に行くとき、スタッフが誘ってもあまり乗り気ではなかった子が同年代の友達に誘われたらスッと歩き出したり、優しく手を差しのべるとその手を握り返し歩きだしたり、俯いている子の肩を擦り慰めたり、なんてこともよく見かけます。1人の力も、もちろん、とても大切ですが、みんなで協力したり励まし合ったり助け合って1つの目標に向かうのも、とても大切だと思います。自立というと、なんでも1人で出来ることを連想しますが、それだけが自立ではないんだな、と子ども達の日常の生活を見ていて教えてもらいました。

梅雨時で天気も不安定でしたが、雨の日の合間に少し晴れたので、みんなでラベンダーを見に行きました! ラベンダーのかほりは、癒し効果があると言います!

最近ぴんぽんの時間にカルタをしていますが、みんな頑張ってカルタを集めます! 取れなくて悔しそうにしている子もいて、こういう一面もあるんだな…意外だなと思いました!

【雑感】「どっちにする?」の一声に

ゆっくアドバイザー (I)

6月の通信の「かのんから」(I)さん寄稿の中の一文が目に留まりました。その日の活動は天気を見て「公園に散歩か、車でドライブか決めて出かけます。管理者の<雨が降りそうだけど、どっちにする?>の声。その選択も子ども達にとって、楽しみなのです。」子どもたちとスタッフのふだんのふれあいが感じられる、ちょっと目に留めておいていい言葉ではないかと思うのです。

子どもにとって、自分の行動や意思について親やおとなに耳を傾けてもらえるというのはどんな心持ちでしょうか? おとなが指示をすればコトは早いかもしれません。が、おとなには些細なと思えることでも、子どもにとっては大事なことがあります。(子どもの頃を思い出し、思い当たることはありませんか? 望まないのに決められてしまって、とか。)

子どもは、自分で選ぶ・決めるというような経験を重ね、信頼されて自信が芽生え誇りを抱く。まだまだと思っているうちに子どもは成長している。この通信でも毎号、子どもたち各人各様の成長ぶりが報告されています。何かができるようになった、やめられるようになった、ちょっと手助けしたらできるかもしれない・・・ふだんから、子どもたちのようすを見ている管理者は、選択を任せられると思ったのでしょう。もちろん、一緒に支援にあたるスタッフのみなさんと信頼しあってのことでしょうが。

ゆっくでもスタッフのみなさんは、歌や絵本を「どっちにする? どれがいい?」と子どもにごく自然に問いかけています。

私も、ずいぶん長くなった「たいむ」で、時にハッと気づいたり、そうなのか! と目を啓く思いをしたり、子どもたちや親御さんからのそんな言葉を、いろいろ聴いてきました。

「なるべく自分で選び決められるように選択肢を」という言葉は、子どもの気持ちを尊重していて強く印象に残っています。管理者の言葉、(I)さんの文ですぐに思い浮かんだのは、そのお母さんの子ども観・子育て観のうかがえる言葉でした。